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[C2] 足跡で~す☆

さりげなくぃつも楽しみにしてぃます♪
今回の荒野辺(でぃぃのかな)がわたし的にもの凄くヒットしたので書き込んじゃぃました><

また次の更新もたのしみです~^^
  • 2008-09-01
  • めんぼう
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輝SS『青い閃光と無限の剣と雪の妖精』

こんばんは、天城院輝だ。
今回は俺の過去のSS…まだ俺が銀誓館学園を訪れる前の話だな。
あの頃は、俺はある相棒と組んでいた…そう、最高で最強の相棒とな…。
っと…ここですべてを語るのには時間が少ない…とりあえず、最後まで見て行ってくれ…
では…。





                      『青い閃光と無限の剣と雪の妖精』



俺は助けを呼ぶ声があれば、どこへでも飛んでいた…
そう、例え世界の果てまででも…
昔は一人で色々な場所へ行き、色々な人を助け、色々な無茶をしてきた…『あいつら』と出会うまでは…


とある町の宿屋の一室。
『…で?今回の仕事は何なんだ?』
輝は目の前に居る青いコートを着た相棒にそう尋ねた
『……今回は、この街の外の荒野のどこかにあるという秘密研究所だ』
青いコートを着た青年は、眼鏡のズレを直しながら淡々とした口調で仕事の内容を説明する
『秘密研究所?なんだ、何を研究しているって言うんだ?』
『…表向きは新エネルギー開発の研究…となっているが、その裏では能力者の力を研究しているようだ。それも、拷問にも等しい行為でな』
それを聞いた輝は、眉根をぴくっと動かし、不機嫌そうな顔をした
『拷問、ねぇ……まったく、人を何だと思ってるのやら……いや、あいつ等にとっては、能力者は人を超えた存在…つまり化け物とでも思ってるんだろうな』
舌打ちをしていらただしげに地面を蹴る
『…人は、自分が持っていない力を持っている人間を嫉む…。そして、人はその妬みで人を平気で傷つける…自分を正当化して、な…』
『まったく…いやだねぇ……何でそこまで人は汚くなるんだろうか…』
『……で、行くんだろう…?』
『当たり前だろ?』
そう言いながら、部屋のクローゼットを開き、ハンガーに掛っている自分の上着を取って着ながら…
『俺は、『正義の味方』だからな』
そう言った…


町はずれの荒野――

『なー…ほんとにこっちで合ってるのか?』
二人は、サイドカー付きのバイクに乗って荒野を駆け抜けていた
バイクを操っているのは青いコートの相棒で、サイドカーには輝が乗っている
『当たり前だ…わざわざ高い金を払って情報を買ったんだぞ?これでガセネタだったら…あの情報屋、撃ち殺す…』
殺気を放ちながら冗談に聞こえない声で小さく呟き
『はは…本当に殺すなよ…?しかし…見事に何も無い荒野だよなー…』
『こういう所には滅多に人は来ないだろうからな…人知れず研究所を建てるには丁度良い』
『ふーん…なぁ、『ブルー』…『ライラ』の奴…大丈夫かな…』
荒野を見つめながら、相棒のブルーに聞いた
『なんだ…珍しくあいつの心配か?何、奴の事だ…いつかそのうち帰って来るさ…あいつは、強い女だ…』
『……そうか…』
心ここに非ずと言う状態で荒野を眺めながら、輝はライラの事を思い浮かべていた…



荒野の研究所―――

荒野を走る事約数時間後、目的地へと到着した二人は、研究所を発見し、そこから少し離れた位置で研究所の様子をうかがっていた
『どうだ、ブルー?』
特別製の双眼鏡で研究所の様子を窺っているブルーに、バイクから降りた輝は潜入準備をしながら尋ねた
『…とりあえず、見張りはいないな。中はどうか知らんが…とりあえず、忍び込めそうなところは見つけた……』
双眼鏡を顔から放し、輝の方を見て答えるブルー
『そうか…よっと!こっちも準備で来たぜ』
そう言いながらいくつかの潜入道具を入れたリュックサックを背負う輝
『…では、行くとするか…』
ブルーを先頭に、二人は研究所へと歩き出した……


研究所内―――


二人は研究所の二階の一番端にある窓から研究所の中へと潜入した
『っと…本当に簡単に入り込めたな。侵入者対策とかしてないのか…?』
『…妙だな…?それにしては人の気配が………待て…』
『どうした…?』
輝は怪訝そうな顔をしているブルーに訪ねた
『……冷気…それに、これは……『血』の臭い…』
『血…?本当か、それは?…俺は臭わないが…』
ふんふんと、辺りの臭いを嗅ぐ輝
『…一番血を見てきた…血の臭いをかいできた俺が言うのだから間違いない……こっちだ!』
そう言いながら通路を駆け抜けるブルー
『お、おい…待てよ!』
その後を慌てて追う輝


研究室―――

血の臭いを嗅ぎながらこの場所へとたどり着いた二人。
部屋の上に飾られているプレートには、『能力研究室』と書かれている
『…ここだ。ここから血の匂いがする……』
『……開けるぜ?』
扉に手を掛けながらブルーの方を見てそう訪ねた
ブルーは、小さく頷き、それを見た輝は勢いよく扉を掛けた
そこには……
『……なんだこれ……』
二人が見た者は、辺り一面氷漬けになっている部屋と、所々上へととがって伸びている氷柱と、そこに突き刺さっている白衣を着た研究者らしき人達…そして、部屋の中心には…
女の子が血まみれで立っていた…
『……この惨状から見て導き出される答えは一つ。あの子供は能力者で…研究中だか何かにあの子の力が暴走。そしてこのような事態になった…そうみるべきだな』
部屋の様子を見て、驚く訳でもなく、冷静に状況を分析するブルー
『……と、とりあえず…あの子をここから連れ出さないと……』
氷漬けになった床を見て、転ばないように慎重に一歩を踏み出す
すると、少女は二人に気付いたのか。二人の方を見る
『……や、やぁ…コンニチハ…』
少女と眼のあった輝は恐る恐る手を顔の横広げ、挨拶をする
『………で…………』
少女は小さな声で何かをつぶやいた
輝は耳を澄ませて少女がなんと言ったのかを訪ねた
『……こないで……人間なんて……皆………嫌いだぁぁぁああ!!』
少女が叫ぶと、突然部屋中に強烈な吹雪が吹く
輝は凍りついた床で踏ん張りが利かず、その場で派手に転び、後頭部をぶつけた
『ぉわ!?イタァ!!ッ~…いきなりこれかよ…こいつら、相当酷い事してたんだな…』
這いずって部屋の外へと脱出して氷柱に貫かれた研究者を見て言った
『どうする…?このままでは手がつけられないぞ?それに……』
ブルーは通路の奥を見つめる
『どうやら…お客さんらしいぞ…?』
通路の奥から何体ものゴーストがこちらへと向かってくるのが見えた
『おいおい…なんでゴーストまで居るんだよ…。まさか、ここの奴ら…ゴーストまで捕まえてたのか?』
『そうらしいな…大方、『シルバーレイン』の研究がしたかったのだろう…ゴーストは『シルバーレイン』と共に現れた存在だからな……』
『なるほどね…まったく、はた迷惑な奴らだ……』
ぱんぱんと、ほこりを払いながら立ち上がる輝
『…ブルー…雑魚は頼めるか…?』
『……フッ…任せろ……あれぐらいの数、今まで相手にしてきた奴らよりも楽なものだ…』
『さんきゅー。これが終わったら、奢るぜ』
『期待しないで待ってるぜ…』
そう言いながら、輝は再び部屋の中へと突入し
ブルーは通路の奥から迫りくるゴースト達へと向き直った
『……さぁ…『殺し合おう』か……哀れな『亡者共』よ…』
コートの中に隠していた二丁の拳銃を取り出して、ブルーはゴーストの群れへと突っ込んだ…



―――輝視点―――

俺は吹雪が吹く中、凍りついて踏ん張りが利かない床に剣を突き刺して杖代わりにし、慎重に少女へと一歩一歩近づいて行く
『っく…さすがに寒いな……このままだと手に力が入らなくなる…その前に、なんとか…』
『……どうして……』
少女は小さな声で呟くように言う
『…どうして…来るの………来ないでって…言ってるのに……貴方も…私に酷い事をするんでしょ……?』
『違う…俺は、そんな事はしない…俺は、ただ君が心配で傍に寄りたいだけなんだ』
『嘘!!』
少女は全力で俺の言葉を否定した
『そんな事言って……私に酷い事をするんだ……みんな…みんなそうだ…私が、普通の人が持ってない『能力』を持ってるから…みんな…私を苛めるんだ……人じゃない…化物だ!って…』
悲しい表情で涙を流しながら話すあの子の姿を見て、あの子が今まで周りにどんな態度を取られたか、どんな事をされてきたかを察した俺は、ああ…そうか、この子は…人を信じられなくなってるんだ…と思った
『ここに着て…今までずっと酷い事をされてきた…昨日も…一昨日も…この前も…そして…今日も………痛い、痛いって言ってもやめてくれなかった……だから……私…我慢できなくて……』
『……そうか…それは辛かったな…』
俺はあの子が語るのに夢中になっている隙をついて、あの子の目の前まで近づいた
それに気づいた少女は、驚いた表情をして俺を見て後ずさった
『!?こ、こないで…それ以上近づいたら…ここに居る人達みたいに…』
そう言いながら右手に力を込める少女を見て、俺は構わず少女へと近寄った
『良いよ…それで君の人に対する恐怖が無くなるなら…いくらでも俺を突き殺せばいい…』
『っ…!……ぁぁぁぁあああ!!』
少女は力を込めていた右手に小さな氷柱を具現化させて俺の体を刺し貫いた…
『っ!!グッ…は…はは……今まで剣や槍で貫かれた事はあったが……氷柱は初めてだ…これはこれで…また違った痛みだなぁ…』
腹を貫かれても喋る俺を見て少女は唖然とした顔をしていた
『……どうして……?どうして…避けなかったの……?どうして……お腹を刺されてもそんなに喋れるの…?痛く…ないの…?』
『痛いさ…すっっっごく痛い…………でも…俺は死ねないし…君が今まで感じてきた苦痛に比べれば……こんな痛み、マシな方だろう…?』
俺は死にそうなほどの痛みに耐えながら膝まづいて、少女を優しく抱きしめた
『!!?』
『……なんだ…やっぱり、体冷えて震えてるじゃないか……そりゃそうだよな…いくら氷の能力を使えても、人間なんだから…寒いものは寒いよな…』
『……人…間…?』
『ああ…人間さ……周りがなんと言おうと…君は人間だ……どんな力を持っていようと…君は人間だ……』
『人…間……私は…人間…………ぅ……うわぁぁぁぁー!!』
泣きだした少女の頭を、俺は優しく撫でた
『……うん…好きなだけ泣きな……これからは…俺が、君を守ってあげるから……』
……ハァ…まったく……また、余計なものを背負っちまったな……
まぁ、いいさ…これくらい当然だ…なんせ、俺は…
『正義の味方』なんだからな…


―――ブルー視点―――
『ふん、遅いな…!!』
迫りくるゴーストの攻撃を避け、そのゴーストのこめかみに銃弾を食らわす
『まったく…弱すぎるな。これでは弾の無駄遣いにしかならん……』
そう言いながら後ろから迫りくるゴーストに、振り返らずに手を後ろに回してゴーストの急所を的確に狙って銃弾を食らわす
明らかに戦いなれ…それも一人対多人数の戦いに慣れているのが見て分かるほどに、ブルーの戦い方は常軌を逸脱していた
まず、最初の一体を足払いで体勢を崩し、迫りくる二体目のこめかみを狙って銃弾を放ち、同時に体勢を崩して倒れた一体目の後頭部にもう一丁の拳銃で銃弾をぶち込む。
続いて3体目と4体目が同時に襲いかかって来て攻撃、それを柳の様にひらりひらりかわして、二体の間をすり抜ける。
すり抜け様に二体の急所を的確に撃ち貫いている。
更に5体目6体目7体目と来て、まず5体目の脚を撃ち貫き、動きを封じて右回し蹴りを放つ。
回し蹴りを放ちながら左手に持った拳銃で6体目の胸を撃ち貫き、 残った7体目がブルーへと迫り、攻撃
それを、まだ安定していない体制のまましゃがみ込み、攻撃を避ける
そのまま両足を地に付けて体制を整え、右手に持った拳銃でアッパーの様に殴りながら銃弾をぶち込み、足を貫かれ回し蹴りをくらった5体目に止めを刺した
そう…ブルーの戦い方は、ただ離れて銃を撃つのではなく、銃を使った接近戦である
そしてこの戦い方の最大の特徴は…ブルーのスピードと、今まで数々の戦いを潜り抜けてきて鍛えられた勘と集中力である
敵の動きを読み、その動きに合わせてこちらも動き、とっさの事態にでも冷静に対処するその能力
接近戦でも十分に戦える敏捷性と体術
的確に敵の急所を狙い打つ技術
そう…この人物に、死角は存在しない…
『さて…残りは後1体…ん?』
残り一体のゴーストの方を見たブルーは、その奥から感じる強い殺気に気付き、そちらの方を見た
『…ほう?『ボス』クラスのゴーストか……これは少し…手間取るかな。……久しぶりに、『コイツ』を使うか…』
そう言いながら眼を瞑り、自分の掛けている眼鏡を取り、コートの中へとしまう
そして、すっと瞳を開く…そこからは…
『蒼く輝瞳』が見えた
『……さて…相棒が心配なんでな…早々に蹴りをつける…!』
光の様な速さで雑魚のゴーストの懐へと飛び込み、拳銃でゴーストのある『場所』を撃ち貫いた…
ゴーストは音もたてずそのまま霧散していく…
その様子を黙って見つめていたブルーの表情は、『笑っていた』
『フッ……雑魚にこの『眼』の『能力』を使ってやったんだ…有難く思うんだな……。さて…後はお前だけだ……何、心配するな…苦しみはない。一瞬で…『逝ける』ぞ…?』
可笑しそうにそう言い放ち、ボスのゴーストへと向かっていくブルー
ボスゴーストは、その巨大な手を振り上げ、迫りくるブルーへと一気に振り下ろした。
その振り下ろされた巨大な手で、通路の床は砕け、陥没したようになっていた
ボスゴーストがその巨大な手をどけると、そこにはつぶされたブルーが…いなかった
『何処を見ている…?』
ボスゴーストは、背後から聞こえた声に振りかえり、後ろを見た
だが、そこには誰も居らず、奥へと伸びた通路だけが見えていた
『こっちだ…こっちに居るぞ……?』
再び声のする方を振り返り見るが、やはりそこには誰もいない
『まったく…貴様の動きの遅さには欠伸が出るぞ?』
三度声のする方を振り向く…通路の奥…そこには、無傷のブルーが立っていた
『少々遊んでやったが…もう充分だろう?なら…この世とのお別れをするんだな…最後にそれ位の時間は、くれてやる…』
ボスゴーストは、通路の奥に居るブルーへと向かって走り出した
その間にブルーは、右手に持った拳銃を構え、狙いをつける…ブルーにしか見えない…ボスゴーストの、ある『急所』へと…
狙いをつける間もドスドス!と音を立てて近づいてくるボスゴーストを見て、ブルーは小さく呟いた…
『ABAYO…破壊する事しかできない、悲しい悲しい『亡者』よ…』
そして、静かに引き金を引いた……




研究室――――


『まったく…少し遊びすぎたな……』
ゴースト達の処理が済んだブルーは、研究室へと急いで戻った
『おい、輝…そっちの方は終わった………ようだな…』
研究室へと戻ったブルーが見たのは、泣き疲れて眠ってしまった少女を抱え、腹部から血を流していた輝だった
『ああ、とっくにな…。それにしても…お前にしては少し時間がかかったんじゃないか?』
『フッ…何、少し遊びすぎただけだ……問題ない。で…その傷は大丈夫なのか…?』
ブルーは、傷を負った輝の腹部を見て言った
『ん?ああ…それほど大した傷じゃない。ナイフで刺された程度だよ』
笑いながら元気に、大した事ないと言う輝
『そうか……では、ここに長居は無用だな……後は…まぁ、例の能力者が集う『学園』の方で処理するだろう…』
『『銀誓館学園』か…まぁ、ゴーストの事ならあそこの奴等が詳しいだろうな…』
『そういう事だ…さぁ、脱出するぞ。…もちろん、その子も連れていくんだろう?』
『当たり前だろ?…それに…守ってやるって、約束しちまったしな…』
『…そうか……行くぞ』
そう言うと、ブルーは出口へと続く通路を駆けだす。
輝も後を追って駆け出そうとするが、何かを感じて一度研究室を振り返る。
すると、そこにはゴーストと化した研究員が活動を始めていた…
『まったく…最後まで世話を焼かす奴らだ………目障りなんだよ……』
殺意を込めた言葉を言い放ちながら、輝の周りに『無限の剣』が姿を現す…
『消えろ…その穢れきった『魂』もろともな…』
右手を振り上げると同時に『無限の剣』が研究員のゴースト達へとその切っ先を向ける、そして…手を振り下ろすのを合図に、『無限の剣』がゴースト達へと降り注ぐ……




研究所から脱出して、町へと戻って数日後
少女を助けたあの日から、少女は目を覚まさず眠り続けていた…
『…能力の使い過ぎだろう…恐らく、今日には目を覚ますと思うが…』
『それ…昨日も言ってたぞ……まったく…いつ目を覚ますんだか、この眠り姫様は…』
そう言いながら疲れた顔をして少女の隣で様子を見続ける輝
『……俺が見ててやるから少し休め…ここ最近、寝てないだろ…?』
『あー…?へーきへーき…こんぐらいどうって事ないって…』
そう言いながら欠伸を噛み殺して、少女の様子を見続ける
余程心配なのだろう…
『まったく……お前のその、年下を過剰に心配する癖は治らんな…特に、少女にはな…。そんなに『妹』が気になるなら、あいに行けばいいだろう…?』
『……会いに行けるわけないだろ……今まで放っておいて…どの面下げて会いに行けって言うんだ…。それに…』
右拳を握り締める輝
『…こんな…『偽物』の身体で……俺は…『天空寺輝』だ!なんて…言えるわけがない…』
珍しく落ち込んだような表情をして、そんな弱音をつぶやいた…
『……だが、お前の心と魂は…本物だ。それでいいではないか……アイツ…『ライラ』も言っていただろう?』
『『アンタが偽物だろうが本物だろうが関係ない!アンタはアンタ!あんたと言う…『輝』と言う存在は一人しかいない!』』
『……そう、だったな……俺は…俺だ…。俺と言う…『輝』と言う存在は俺しかいない…。まったく、忘れるところだった…すまんな、ブルー』
ブルーの方を振り向き、礼を言いながら何時もの元気な表情を見せ
『…何、気にするな…俺はお前の相棒だからな。相棒が落ち込んでいたら、元気付けるのは当然だろう…?』
『そうだな…。ははは……ん?』
ふと、少女が眠るベッドの方を見る。
すると…
『……ん……………あ……れ……ここ…は……?』
身体を起こし、眼を擦りながら少女が目を覚ました
『良かった…目を覚まして…。君はあの日から今までずっと眠っていたんだ。で、ここはあの研究所からずっと離れた所にある町の宿屋。君は助かったんだよ…あの地獄から』
眼を覚ました少女にあれからどうなったのかを分かりやすく説明した
『……私…助かった…の……?』
『ああ、そうだ…君は助かったんだ。君を苦しめる者は、もういない…』
『………』
『ところで、これからどうするんだ?その子を連れていくのか…?俺はやめておいた方が良いと思うぞ?俺達にはいつも危険が付きまとっているからな…』
『しかし…ん?』
それを聞いた少女は、自分が置いてかれる。一人にされると思ったのか、輝の服の裾を掴んでふるふる震えていた
『……大丈夫、置いてったりしないから…。約束したろ?守ってあげるって。だから…心配しなくていいよ』
『………』
それを聞いてこくんと頷く少女を見て、輝は少女の震える手を優しく握ってあげる
『そう言えば、名前を聞いてなかったな。俺は輝。向こうはブルー。よろしくな。で、君の名前は?』
『…………………』
『……あー…もしかして、名前が無い…とか?』
小さくこくんと頷く少女
『……どうしようか…?』
困り果てた輝はブルーに訪ねた
『お前が保護したんだ…お前がつけてやればいいだろう?』
『そ、そんなぁ…』
少女の方を見ると、期待を抱いた眼をこちらに向けていた
『う……ハァ…仕方ない…考えるからちょっと待ってな…えーと…』
頭を抱えて考え込む輝

……
………
しばらくの時間が経ち、閃いたのか、ハッと顔をあげた
『そうだ!こんなのはどうだ?Snow Fairy(スノウ フェアリィ)……雪の妖精って意味だ。ほら、あの吹雪の中を平然と立っていたからさ。なんとなく、雪の妖精とか思ったりして………だめ、かな?』
少女の方を振り向くと、少女は嬉しそうに微笑を浮かべて、名づけられた自分の名前を小さく呟いている
『…えーと…』
『気に入ったみたいだな…良かったじゃないか。まぁ…安直な名前だとは思うが…』
『ほっとけ…。まぁ、それはともかく。気に入ってもらえてよかった。じゃ、改めて…宜しくな、スノウ』
嬉しそうに自分の名前をつぶやくスノウの頭を優しく撫でる
『なんなら、『お兄ちゃん』とか呼ばせてみたらどうだ?』
可笑しそうに皮肉な笑みを浮かべながら冗談を言うブルー
『な!?ば、馬鹿野郎!!そんな事言わせられるかぁ!!』
冗談を真に受けて顔を赤くして大声をあげる輝
『……?』
何の事か分からずに首を傾げるスノウ

そんなやり取りをして騒ぎ続ける『青い閃光』と『無限の剣』
そして、そんな一行に加わった『雪の妖精』

二人に助けられた妖精は、これから幸せな人生を歩んでいくのだろうか……
その答えは…この先の『未来』にあるのだろう……




                               ~了~



おい、背後…少し長すぎやしないか…?
背後:そんなものだって…気にしない気にしない♪
……そうか…まぁ、いいだろ…。
ところで、俺の相棒のブルーが出てきたのは良いが…『ライラ』が出てこないというのはどういう事だ?
背後:いや、だってあの人は……ねぇ?
なんだ、その…ねぇ?と言うのは…
背後:まぁまぁ、そこは気にしちゃダメだよ。だいじょぅぶ!次の君の過去SSを書くときには出てくるからさ!…多分(ぁ
…………(無言で刀を抜き/ぁ)
背後:Σ そ、それではまた次回!!それまでさようなr(斬/ぁ)
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